自費リハビリとは

お医者さんがいないのに、リハビリをしてもいいのか?

現在、色々な場所で広がっている自費リハビリについて、このような質問が聞かれます。

理学療法士及び作業療法士法によると、

「この法律で「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。」

「この法律で「作業療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者をいう。」

(第一章第二条より)

簡単にまとめると、私たちセラピストはお医者さんに処方される“薬”のような役割だと思ってください。

そして、自費リハビリを行っているセラピストは、療法士の資格を持ってはいますが、その資格を利用して働いているわけではありません。(言い回しがまどろっこしくてごめんなさい)自費リハビリは、医師の判断ではなく、患者様の訴えた症状を聞きたうえで、自分たちが勉強した知識をもとに、サービスを提供しています。

つまり、私たち作業療法士・理学療法士・言語聴覚士と言われるセラピストは、病院や診療所以外では「資格を持っている人」という位置づけと考えています。

病気やケガの診断はできません。

薬の処方や血液検査等もできません。

私ができることは、作業療法士という資格を持っていて、今まで病院で働いてきた経験や、そこで培ってきた知識がある事

その知識を使って、今度は患者様の訴えたことを一番に聞き取ってサービスを提供する事です。

今まで作業療法士として働いていた病院では、脳血管疾患の治療で得られた脳の働きについて、患者様の身体の状態を確認して関節のズレを正したり、血液データを確認して負荷量の調整をしたり・・・

今まで培ってきた知識を、少しでも健康でいられる人を増やすために、サービスとして地域の皆様に提供したいと考えています。