卵胞刺激ホルモン(FSH)
2022年6月20日
こんばんわ!大阪の吹田で不妊・妊活専門自費リハビリを行っています。Cicogna(妊活のチコーニャ)の加賀です。
今日はホルモンの数値を説明します。
卵胞刺激ホルモン(FSH)は、最も大事です
普通の月経周期では、卵胞期(生理中もしくは生理直後から排卵日まで)と、黄体期(排卵日から次の生理まで)があります
卵胞期の最初のあたりで卵胞刺激ホルモンは上昇し、徐々に低下します
排卵時も少し上昇します
そして、月経開始する3日ほど前から再び卵胞発育のために上昇し始めます
FSH:8-10mlU/ml以上
卵巣予備能の低下に注意、月経周期が26日より早くなっていないか確認する必要あり
骨盤内の癒着による血流障害がないのかしらべてもらう必要があります
FSH:15mlU/ml以上
月経周期が短くなっている可能性がかなり高いです
必ず抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査をしてください
FSH:25mlU/ml以上
妊娠率はかなり低下します
FSH:40mlU/ml以上
早発閉経のめやすと考えられていましたが、今はFSHを一時的に下げて血中濃度を確認しながら採卵することも可能となってきました
FSH:3mlU/ml以下
E2も低下しており、LHも3mlU/ml以下の場合は、下垂体障害や長期化した視床下部障害を疑う必要があります
血液検査はとても大切です。ホルモンの事を知ることで、身体全体を知ることができます。