不育症❶
2022年5月22日
こんばんは、Cicogna (妊活のチコーニャ)の加賀です!
今日は不育症についてです。
社会進出している女性も多く、晩婚化もしているため、高齢妊娠が増えています。それに伴い、流産や死産も増えているのが現状です。
流産、死産、不育症についてご説明させていただきます。
流産が連続して
2回の場合を反復流産
3回の場合を習慣流産
と定義されています。
35〜79歳の妊娠経験のある女性に調査すると、
2回流産の経験 4.2%
3回流産の経験 0.9%
となっています。
不育症は、
『妊娠はするが、2回以上の流産、死産もしくは生後一週間以内に死亡する早期新生児死亡によって児が得られない状態』
と提唱されています。
つまり、流産の連続である反復流産と習慣流産に加え、妊娠22週以降に生じる死産、早期新生児死亡を繰り返す場合が含まれます。
その場合、病院ではどんな事をするのでしょうか
今までの婦人科やそれ以外の病気の確認、過去の流産の原因検索、メンタルの評価をします。
特に流産の経験がある女性は、不安障害やうつ病になりやすい傾向があります。
精神的ストレスによる次回妊娠の影響は明確にはなってはいませんが、精神ケアを受けた方が次回の妊娠、出産率は高くなったという報告もありました。
設楽理恵子:習慣流産と不育症,周産期医学 vol51 no.4 2021-4